セラミック治療
特別な装置をつけたりせず、歯の見えている部分の形を変えることにより、歯の色、形、大きさ、歯並びなどを矯正するという方法です。
本格的な矯正では、長い期間ワイヤーや装置をつける必要があります。短期間で治療したい方や、装置が見えることに抵抗感がある方にもおすすめです。
セラミック治療の中でもっとも人気があるのが天然歯に近いオールセラミックです。一切金属を含まないため、とても自然で美しい仕上がりです。
この素材は、ただ白い色を作るだけでなく、天然歯の微妙な透明感やその人にあった歯の色を再現し、審美的・機能的回復が可能となります。
また、かぶせるタイプなどは歯並び、歯の形を同時に治せることでも人気があります。もちろん、普通の金属の詰め物や差し歯などもこれに替えることができます。
審美性 | 強度 | 歯を削る量 | 形を変える | 総合評価 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カバーレス |
× | × | 少 | × | × | 表面だけのラミネート ↓ つなぎ目が目立つ |
ハーフカバー |
○ | ○ | 少 | △ | ○ | 少し裏もカバー ↓ つなぎ目が見えにくい |
フルカバー |
◎ | ◎ | 多 | ○ | ◎ | 全体をカバー ↓ つなぎ目はわからない |
セラミック治療の流れ
【形成・印象】
かぶせものや詰めものの形にあわせて歯の形を整え、型を取ります。
奥歯の詰め物の場合には、完成時の歯の色を決め、次回完成となります。かぶせものなどの場合は、仮歯を作り、完成時の形態などについて打ち合わせをします。
歯の形が大きく変わるときは、仮歯での形態の打ち合わせを繰り返し、患者様の納得のいく形に仕上げます。
【試適】
かぶせる形など、歯並びが大きく変わる場合には仮合わせをします。できあがり前の歯で、形や歯並びなどの最終チェックをします。
完成時の予想がつきやすくなり、完成時の口元も想像しやすくなります。修正や変更点がある場合には仮あわせを何度か繰り返す場合もあります。
【完成】
打ち合わせの内容にあわせて歯を完成させ、自分の歯に接着します。
セラミックは変色することが無く、歯ぐきを変色させることもありません。自分の歯に手をつけることで心配される方もいらっしゃいますが、しっかりとした技術で処置をし、メインテナンスをしていれば、歯の寿命が短くなるようなことはありません。
あなたに最適な治療法をご提案します
セラミックの治療には特殊な技術や材料などが必要となるため、症例数の多い、審美を専門としている歯科医院でないとなかなか難しい問題があります。
当クリニックでは、エンプレス、セラマージュなど数種類のセラミックを用意しています。治療する歯の形、大きさ、歯並びなども、製作を担当する技工士と直接打ち合わせをしていただき、その内容にあわせて製作しています。
セラミック治療には、表面だけのラミネート、見える部分のすべてを覆うクラウンタイプなど、いくつかの種類があります。
それぞれメリット・デメリットがあり、治療前の歯の状態や希望される歯並びなどにより、適している方法も変わってきますので、気になる方は一度ご相談下さい。
治療費について
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